サックスをはじめよう | サックス入門講座・選び方 管楽器専門店 永江楽器

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トップページ > 楽器をはじめよう:サックス

サックスを吹こう!

サックスは、吹奏楽、ジャズ、ポップスとあらゆる場面で活躍する、管楽器の花形です。老若男女問わず人気を集めています。
アンサンブルだけでなくソロ演奏でも楽しむことができ、趣味で始める大人の方が多い人気楽器です。

目次

  1. サックスの歴史を学びましょう
  2. サックスの種類を学びましょう
  3. サックスの選び方
  1. サックスメーカーを学びましょう
  2. おすすめのサックス
  3. 楽器以外に必要なもの
  4. 音を出してみましょう
  5. ジャズサックスに挑戦

サックスの歴史を学びましょう

■サックスの発明

サックス(Saxophone)は1840年、ベルギーのアドルフ・サックスが発明した楽器です。
円錐形の管体のサックスは、木管楽器の持つ豊かでしなやかな音色と、金管楽器の持つ力強く華やかな響きを持ちます。
他の楽器にはない贅沢な楽器として、ベルリオ−ズやラヴェルなど、当時のフランスの作曲家たちから賞賛を浴びました。しかし、クラシック界では比較的新しい楽器で、曲のレパートリーも少なく、活躍の場が殆どなかったため、なかなか世界中には広まりませんでした。

■サックスの爆発的な普及とジャズ

現在のように世の中に広く普及したのは、アメリカでのジャズが普及し始めた1920年代以降です。
1930年代にはアドリブソロが発展し、スウィングジャズが生まれます。その中でソロの楽器として、サックスが重要な役割を果たすようになり、サックスがジャズ界の花形楽器として君臨するようになりました。

■クラシックでも欠かせない楽器に

クラシックでは吹奏楽・アンサンブルで活躍することが多いのですが、オーケストラ内でも「アルルの女」や「ボレロ」等限られた曲で大活躍しています。
「ラプソディー・イン・ブルー」「ロメオとジュリエット」等も有名です。

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サックスの種類を学びましょう

サックスにはソプラノサックスアルトサックステナーサックスバリトンサックスの4種類があります。

ソプラノサックス

ソプラノサックス

クリアで明るく官能的な音色で、ジャズや吹奏楽で多く使用されています。ロックやポップスとの相性も良く、幅広いジャンルで使われます。

アルトサックス

アルトサックス

サックスの中で最もポピュラーな楽器で、輝かしさと柔らかさを兼ね備えた美しい響きを持っています。金管楽器に近い力強さを持つ反面、表現力が豊かなので、心に響く柔らかい音色を出すこともできます。サックスの基本といわれ、趣味で始められる方はまずこのアルトサックスを選ぶことが多いです。

テナーサックス

テナーサックス

アルトサックスよりも音域がやや低く、渋く男性的な音色です。ジャズの雰囲気を出しやすく、豪快なソロを聞かせたり、燻銀な音色を奏でたり、幅広い包容力を備えています。
一方で演歌でもよく使われるサックスです。

バリトンサックス

バリトンサックス

アルトの1オクターブ下の音域で、ビッグバンドや吹奏楽、カルテットで使用されています。カルテットでは弦楽四重奏のチェロの役割を果たしています。力強さとしなやかさを兼ね備えています。
ソロの楽器としては、あまり使われませんが、ベースラインを担当する大切な楽器です。

この他にもソプラニーノサックスや、バスサックス、コントラバスサックスなどがあります。

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サックスの選び方

価格帯によるグレードの違い

サックスはパーツの数が管楽器の中でも多く、600近いパーツを組み合わせて作られています。熟練の職人が手掛けるパーツの多さで価格が決まり、アルトサックスの場合、10万円〜80万円ほどのものまであります。

楽器の個体差

サックスでは、同じメーカーの同じ機種の中でも、若干の個体差が生じます。パーツが多く、同じ職人が手掛けてもひとつひとつ微妙に仕上がりが異なるからです。その微妙な具合は個性と考えられます。
そんな中から自分に合った楽器を見つける方法としては、自分で複数の楽器を吹き比べるという、方法があります。
また、吹き比べることが困難な場合、プロの演奏家によって選定された「選定品」を購入する、という方法もあります。
日頃から多くの楽器に接する機会を持つプロ奏者は、吹奏感、音色、その楽器の可能性などトータルな見地で楽器を選定していますので、楽器を選ぶ際の大きな指針となります。

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サックスメーカーを学びましょう

H.セルマー
セルマー
ジャズ・クラシック問わず世界中で愛用者の多いメーカーです。
その時代のニーズに合わせた機種が作られましたが、1950年代から70年前半に作られた「マークY」は、ヴィンテージサックスとして今でもプレイヤーに根強く人気のある機種です。
現在では、2010年に改良されたSA80UJubilee、SERIEVJubilee、マークYのスピリットを受け継ぐReferenceが代表モデルとなっています。
ユリウス・カイルベルト
ユリウス・カイルベルト
ドイツのサックス専業メーカーで、75年の伝統を誇ります。楽器作りの精神は当時のままを受け継ぎ、現在発売されているメーカーの中でも、最も伝統的な製造技法を用いているこだわりのメーカーです。
最新技術の導入やプレイヤーの意見を聞き入れ、音の追及にも貪欲なメーカーで、2004年発売の「Shadow」は、国内外のジャズ奏者から高く評価されています。オリジナルのブラックニッケルメッキも人気です。
ヤナギサワ
ヤナギサワ
日本のサックス専業メーカーで、作りの丁寧さとブロンズモデル・シルバーソニックモデルなど素材へのこだわりの高いメーカーです。
ソプラノ・アルトサックスの評価が特に高く、海外でも評価の高いメーカーです。
ビュッフェ・クランポン
ビュッフェ・クランポン
フランスの老舗管楽器ブランドで、クラリネットでは圧倒的なプロの支持を受けるメーカーです。サックスの製造に関しては、意外と知られていませんが、現在のメーカーでは一番古い歴史を持っています。
サクソフォーン界の伝説とも言える“スーパー・ダイナクション”、そして“S1”シリーズのスピリットを継承する銅製のアルトサックス「Senzo」が近年発売され、その伝統を受け継いでいます。クラシック志向のプレイヤーに高く支持される官能的で豊かな音色が大きな魅力です。
ヤマハ
ヤマハ
管楽器を初めて手にする方からプロ奏者まで、幅広く支持されている、日本の総合管楽器メーカー。 独自の品質管理と、最新の技術による設計・精度の高さは、国内だけでなく世界中で評価されています。アルトサックスでは10万円前後から40万円程の各価格帯で安定した良い楽器を製造しており、近年ヤマハ サックスの評価が急速に高まっています。

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おすすめのサックス

ここでは当店でおすすめのアルトサックスをご紹介します。

入門クラス

クランポン アルトサックス BC8401-1 ヤマハ アルトサックス YAS-380
クランポンの伝統的な音色を引き継ぐリーズナブルなモデル。コストを最小限に抑えつつも柔らかく豊かな音色が特長です。 ヤマハの人気の入門機種。安定した吹きやすさ、明るい音色をもつ入門モデルです。キーの連絡部分の性能も向上し、音階の下から上まで、よりスムーズに音が出しやすく設計されています。

中級〜上級クラス

セルマー アルトサックス SERIE2 ヤマハ アルトサックス YAS-875EX
非常に伸びやかで豊かな倍音、輝かしい音色のセルマーサックス。シリーズUは長年支持されてきたスタンダードなモデルで、あらゆるジャンルで活躍できます。 明るく輝かしい音色が特長の、ヤマハ カスタムモデル。吹奏楽はもちろん、ポップスやソロでも活躍できる人気の機種です。

専門家クラス

クランポン  アルトサックス SENZO ヤマハ アルトサックス YAS-875EX
管体が銅製で、甘美で情感溢れる音色が特長の人気機種。クラシックを演奏する方に特に人気があります。 圧倒的なパワー、迫力のある音色のカイルベルト。「Shadow」はブラックニッケルメッキ、キーは銀メッキで、見た目の美しさはもちろん、あらゆる表現を可能にしたモデルです。ジャズ奏者の方に人気があります。

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楽器以外に必要なもの

マウスピース

サックスマウスピース

マウスピースは音色や吹奏感を決める重要なアイテムです。エボナイト(硬化ゴム)や合成樹脂(ABS樹脂)、真鍮やアルミ合金などで作られています。
当店ではセルマー、バンドレン、ヤマハのものなどを扱っています。各モデルに特徴がありますので、ご自身に合うマウスピースをお選びください。

リード

リード

リードは葦(あし)という木材で作られています。サックスはこれが発音体となって音を出すことが出来るようになります。
カットの仕方や材質の硬さで音色や反応が変わり、こちらも楽器を吹くうえで重要なアイテムです。
クラシック用リードは音の芯がはっきりした音色の豊かなもの、ジャズ用リードは柔軟性が高くコントロールに優れている傾向にあります。
初心者の方には柔らめの2・1/2番〜3番がおすすめです。リードが硬めになると抵抗感が増し、芯のある音になります。

リガチャ―

リガチャー

リガチャーはリードをマウスピースに固定する器具です。リガチャーによって、リードの反応や吹奏感を決定します。
素材は金属、革、布、紐など様々で、価格も3,000円〜20,000円と幅広いです。

ストラップ

楽器を首から下げ、楽器を構えるのを補助する道具です。最近では体の負担を軽減するため工夫して設計したものも多くあります。ご自身の体格や、お好みのデザインに合わせてお選びください。

メンテナンス用品

長くご使用いただくためには、ご自身でも楽器をお手入れすることが大切です。
管内の水分を取るクリーニングスワブ、クリーニングペーパー、表面の汚れを取り除くクリーニングクロスなどをご用意ください。

お手入れ方法、お手入れ用品のご紹介はこちら >>

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音を出してみましょう

リードの取り付け方

ネジを適度に緩めたリガチャーをマウスピースに被せます。リードをマウスピースとリガチャーの間に滑り込ませ、リードの先端をマウスピースの先端に揃えて、リードを指で固定しながらリガチャーのネジを締めます。
リードがマウスピースより髪の毛1本分、下に揃えるのがポイントです。

楽器の構え方

首にストラップを下げ、ストラップのフックを楽器のストラップリングに取り付けます。この時、姿勢を正して、マウスピースが咥えやすい位置にくるよう、ストラップの長さを調節してください。左手右手の順に、上からキーを押さえていきます。肩や肘に力が入らないように注意してください。

音の出し方

下唇を下の歯に軽く被せ、マウスピースを咥えます。
頬を膨らまさないようにして息を吹き込みます。

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ジャズサックスに挑戦

■基本はクラシック・ジャズ共通です

 ジャズサックスというと、難しいイメージがあるかと思うのですが、楽器を正しく鳴らす基礎については、各ジャンル共通なので、まずは基礎を身に付けることが大切です。
正しいアンブシュアを身に付け、ロングトーンやタンギング等をしっかりと行いましょう。

■ジャズの2大原則

 リズムの取り方がクラシックとは異なり、裏拍(1・2・3・4とリズムを取る中の2・4)を強調することです。また、音の最後の処理の仕方がクラシックとは異なり、音の終わりを舌で止める点も大きな違いです。この2点がジャズ・サックスの奏法上の2大ポイントになります。

■アドリブはルールが大事

 次によく耳にする「アドリブ」については、コードの知識やスケールの使い方など音楽理論が必要になりますが、一度覚えてしまえば様々な場面で活かすことができ、大変便利です。
よく、ジャム・セッション等で飛び入りのミュージシャンが何も見ずに曲に合わせて演奏する姿を良く見かけますね。
とても高度なテクニックが必要なのですが、ジャズには一定の決まりごとがあるので、その決まりを知っていることで、特別な打ち合わせがなくても、周りの人とある程度一緒に演奏することができるのです。

ただし音楽理論を全く知らない人が入ると、大変なことになりますので、しっかりとコード進行と応用力を身に付けてから挑戦してみて下さい。

現在の教本にはうまくアドリブをするコツなども詳しく書かれていますので、そちらも見てみて下さい。
楽器の組み立て方から基礎を丁寧に説明してくれる教材もたくさんあり、自主練習の心強い味方になってくれます。
好きな曲をかっこよく吹く姿を夢見て!ぜひ挑戦して下さい。

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