定期的に楽器店へメンテナンスに出すことはもちろん、自身で丁寧に扱うことで、大切な楽器を長く使うことができます。 管楽器専門店 永江楽器
★小さな店舗のため、試奏ルームは一組様ずつのご案内となります。楽器やマウスピース、リガチャーなどのご試奏を希望される場合は、事前にご予約をお願いいたします。
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-37-13 |
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まずは人差し指を下管の上から入れ、指かけ部分に中指をからませて…
親指は、キイポストの丸い部分をぐっと押さえます。これでOKです。指が痛い場合はクロスやガーゼなどを挟んでもよいと思います。
左手で下管を持ち、右手でベルを持ちます。
下管とベルの連結キイがぶつからないよう注意して、ベルに付いているB♭キイを親指で軽く押さえながら合わせてください。連結キイがまっすぐ重なるようにジョイントします。
このように持って椅子に座り、ベルの下をお腹に当てて支えます。
上管と下管の連結キイは2箇所あります。まっすぐ重なる位置を確認してから、上管をぐっと下に押し込みます。
リードを差し込むとき、コルクがきつくて入らない場合は、#400くらいのサンドペーパーで軽く削って丁度良い具合に調整しましょう。 ゆるくなり過ぎないように注意してください。
(※ヤマハ オーボエ用スワブは、抜ききらずにベル側に引き戻して使うタイプです。使い方にご注意ください。)
羽根は、根本のフワフワした部分をカットしてから使います。
羽根が抜けて管内に残ってしまわないよう、ゆっくり丁寧に操作してください。古くなってきたら、まめに新しい羽根に替えることも大事です。
管体のひび割れを防止するため、管の中が濡れた状況で放置しないことが大事です。休憩中も、楽器を分解して水分を除去し、ケースにしまってください。また、木製の楽器は気温や湿度の急激な変化に弱いため、演奏を始める前に楽器を室温(20℃前後)に慣らし、管体の表面を手のひらで温めてから吹く習慣をつけると効果的です。
ジョイントにコルクグリスを塗った場合には、コルクに付着したグリスをガーゼやティッシュでやさしく取り除いてください。
ベルのジョイント部分に残った水分も、ガーゼで入念に除去してください。
その時、ペーパーをタンポに挟んだ状態で引き抜かないでください。タンポの表面が破れ、音漏れやノイズの原因になります。
クリーニングペーパーの他には、BGのパッドドライを使うと水分の吸収も早く、繰り返し使うことができます。
あまり強い力でごしごし磨いてしまうと、キイに影響がでてしまうこともありますので、ソフトタッチでお願いします。サイズは手のひらより少し大きいものがお薦めです。木の部分を強く磨くと、艶がなくなったり、ロゴが剥げ落ちてしまうことがありますので、注意してください。
キイの隙間には、綿棒や、筆を使ってホコリやゴミを取りましょう。その際、スプリングを外してしまわないように気をつけましょう。
差しすぎは逆に錆の原因となる場合がありますので、注意しましょう。定期調整に出している楽器は、調整時に専門のリペアが各必要箇所にオイルを差しますので、差さなくて大丈夫です。 一部メーカーでは純正以外のキィオイルを注すと故障の原因となることがありますので、お気をつけください。
水の中にリードを半分浸からせて、チューブから小羽根を差し込んでください。水の中に汚れが出てきます。軽く小羽根を出し入れして、水の中に汚れを掃き出します。リードの中に羽根が引っかかってしまわないよう、ゆっくりと丁寧に操作してください。
リードに汚れが付着することを防ぐため、演奏前は必ず歯磨きをしましょう。
演奏後は水で軽く洗い流してから、必ずオーボエ専用のリードケースにしまいましょう。
さらに、銀メッキのキィやリガチャーの変色を防ぐ「Cガード」を入れると汚れがつき難くなります。
水分除去が不足していたり、新品の楽器でお手入れが行き届かない場合は、「割れ」を起こすことがあります。
割れに気づいたら直ぐに演奏を停止し、極力早めに専門のリペアマンに見てもらって下さい。そのまま演奏すると、徐々に大きくなり、修理費用も高額になりますので、お気をつけ下さい。
※オーボエは木材で出来ていますので、急激な気温・湿度の変化は管体にストレスを与え、割れる原因となります。
特に、冷えた管体にいきなりあたたかい息を入れてしまうと危険です!
室内の温度にも気を配り、冬場など気温が低いときは、楽器を組み立てる前に、手のひらで人肌にあたためてください。(真冬では10分〜15分)
※新品の楽器は、いきなり長時間吹くと割れてしまいます。演奏時間は一日10分〜15分位にして、3ヶ月ほどかけてゆっくり慣らしてください。
エアコンの効いた部屋に放置したり、直射日光の下で吹くのも危険です。休憩など演奏しないときは、必ずスワブを通して楽器ケースにしまいましょう。